あふれんばかりの上品さ  一六タルト

 

 

愛媛地元民に長年愛されているという

噂の一六タルトをいただきました。

老舗の長年の努力から生まれたこの

商品は、あらゆる点でハイレベルでした。

 

 

四国最大の都市 松山市より

 

愛媛県松山市は県庁所在地であり、

人口約51万人の四国最大の都市

です。

 

市内の中心部には三越高島屋など

デパートやアーケード商店街があり

十分な商業地域があります。

 

 

その一方、江戸時代に建てられた

天守のほか多くの重要文化財

もつ松山城や、日本最古の温泉と

いわれる道後温泉など、多くの

観光資源もあります。

 

 

そんな新旧の文化を合わせ持つ

松山市で、明治時代から営業し

ている老舗の銘菓一六本舗

一六タルト いただいてみたい

と思います。

 

上品な甘さ 見とれるビジュアル

 

 

 一六タルト(一切れ) 140円(税込み)

 

 一六本舗(株式会社一六) 

 

 

縦書き、筆で書いた堂々たる『一六タルト』

という文字と、赤い家紋のようなマークが

印象的。明治時代創業の老舗銘菓というの

がパッケージから伝わってきます。

 

開けやすい袋の横のギザギザを切って、開封

してみます。

 

 

 

さてどんなものかと思い、出てきたのは

ロールケーキ状のお菓子でした。

 

多くの地域で一般的に知られる『タルト』

とは違い、松山市の伝統菓子『タルト』は

このようなロールケーキ状のお菓子を指し

ます。

 

これは、オランダ語のケーキ「taart」から

とったいう説や、ポルトガル語のロール

ケーキ「torta」からという説があります。

しかし、江戸時代に伝わったお菓子が元

となっているので、はっきりしたことは

わかっていません。

 

 

 

 

それにしても美しい見ためのお菓子です。

まわりの部分の絶妙の黄色、そして、

中心にある『の』の字が非常に美しい!

まるで巧の工芸品のようです。

 

美しさだけでなくサイズ感も絶妙、ほど

ほどに量を感じられるのに、食べやすい

サイズなのがすごい。

 

 

ではいただきます!

 

これは丁度いい上品な甘さ!

 

優しい食感でおいしい

 

上質で細部まで丁寧に作られた工芸品

のような見事なバランス感です。

 

まわりの生地はしっとりして、ほんの

り甘い。

 

中のあんはとても丁寧にこされたし

っとり甘く軽い口当たりのこしあん

あとからほんのり柚子の味がして、

爽やかな甘さに仕立てられている。

 

飽きのこない味でいくらでも食べ

れそうです。

 

一六タルト見事なバランス感でした

 

『一六タルト』はとても丁寧につく

られていて上品でほどよい甘さ。

さらには、パッケージのきれいさや、

質、お菓子の量にいたるまで、全体の

バランスを十分に考えられた、優れた

一品です。

愛媛県民に支持されるのも納得です。